ヒゲオヤジ流メダカの極意

メダカ飼育歴15年以上のメダカ愛好家の本気の活動です。

専門知識不要!メダカ室内飼育簡単ガイド:水槽のセットアップからメダカの迎え方まで

 

こんにちわ!ヒゲオヤジです。

この記事では、メダカの特徴と初心者でも簡単に楽しめる理由について説明しています。メダカは色とりどりの美しい姿が魅力的で、小型で丈夫な淡水魚です。

初心者でも飼育が簡単で、水槽に水を張り、フィルターやエアレーションを設置し、市販のメダカ用フードを与えるだけでも十分楽しめます。

また、メダカは繁殖が盛んで、卵から孵化するまでのプロセスを観察することがでより愛着が湧きます。

飼育に必要な器具や知識も少なく、手軽に始めることができるため、初めての方にもおすすめです。  

                                          【第1章:飼育に必要なものとは?初心者でも揃えやすい道具を紹介】 

 

メダカ飼育は初心者でも手軽に始められる楽しい趣味ですが、何を揃えたらいいのか分からないこともあるでしょう。そこで、メダカ初心者でも揃えやすい道具を紹介します。

水槽

メダカを飼育するために必要なものの一つが水槽です。ガラスやアクリル水槽があります。まずは一般的に販売されている透明な水槽を用意しましょう。

フィルター

水槽内の水質を良好に保つためには、フィルターが必要です。初心者向けのフィルターは、エアレーションフィルターがおすすめです。これによって、酸素が水に溶け込んだり、水の循環が促進されたりするため、メダカにとって健康的な環境を作ることができます。

エサ

市販のメダカ用フードがおすすめです。初心者向けには、簡単に与えられるタイプのフードが多く販売されています。また、生餌を与えることもできますが、管理が難しいため、初めは市販のフードから始めることをおすすめします。

水温計

メダカは水温が大切なため、水温を測るための温度計が必要です。初心者向けの温度計は、簡単に使用できるタイプが多くあります。

 

【第2章:水槽のセットアップ】

 

水槽のセットアップは、メダカを健康に飼育するために非常に重要な工程です。以下に、水槽セットアップの手順を簡単に説明します。

水槽の選び方

水槽は、メダカの種類や飼育数に合わせて選びます。メダカの飼育には一般的に1匹辺り2ℓの水が必要と言われており、初めに選ぶ水槽のサイズは30ℓ〜60ℓ程度の水槽で始めることがオススメです。

水槽の設置

水槽を設置する場所は、直射日光が当たらない場所が適しています。また、風通しのよい場所に設置することで、水温の上昇を防ぐことができます。

底床の設置

水槽には、ソイルや砂利などの底床を敷きます。底床は、水槽内に必要なバクテリアの住処にもなります。

ただし、ソイルや砂利を使わないベアタンクという方法もありますが、少々コツがいりますので、初めのうちは底床をお使い下さい。

フィルターの設置

水槽には、フィルターを設置することが望ましいです。フィルターは、エサの食べかすやフンなどを濾過してくれてメダカの健康維持に必要不可欠な役割を果たします。

飼育水

水槽に水道水を入れる前に、カルキ抜き剤を使用するか、汲み置きしてから1日程度放置して、塩素が抜けることを確認しましょう。また、水温がメダカの適温範囲内であることも確認してください。

 

濾過サイクルの開始

メダカを迎え入れる前に、水を張ってフィルターを稼働させて、濾過サイクルを開始します。濾過サイクルを行うことで、水槽に必要なバクテリアが繁殖して健康的な水質環境を作り出すことができます。

 

次に、水槽内の環境を整えるために必要な器具や材料を紹介します。

 

フィルター

水槽内の水を循環させることで、水の汚れを取り除いて環境を整えます。フィルターには、内部式や外部式、スポンジフィルターなど種類があります。初心者の場合は、シンプルで使いやすい内部式のフィルターがおすすめです。

 

水槽ヒーター

メダカは温度変化に敏感なため、冬は水温を一定に保つために水槽ヒーターが必要です。水槽ヒーターは水槽の大きさに合わせたものを選び、水温計で温度を測定しながら調整しましょう。

 

エアーポンプ

水中に酸素を供給するために、エアーポンプが必要です。エアーストーンやエアーチューブを接続して使用し、水槽内の水を循環させることで酸素を供給します。ただし、フィルターを使用する場合は併用しなくても飼育できます。

 

水槽用品

水草や石、流木など、水槽内に装飾品を置くことでメダカの隠れ家となり、ストレスを軽減し、自然な環境を作り出します。

それにより水槽内に微生物が繁殖することで、水質を改善するためにも水草や装飾品はオススメです。

 

水質検査キット

水槽内の水の状態を定期的に確認するために、水質検査キットが必要です。アンモニアや硝酸塩、pHなど、水質の検査ができるキットを用意し、適切な水質を維持するようにしましょう。

 

照明

照明は、メダカの健康や色合いを保つために重要な役割を担っています。

また、照明を調整することでメダカの生活リズムを整え、繁殖促進にもつながります。

一般的には、白色のLED照明がおすすめです。また、照明時間は、1日10~12時間程度が適しています。

【第3章:メダカの飼い方】

メダカを飼育する上で、適切な餌や水替えのタイミングを把握することは非常に重要です。以下に基本的な餌や水替えのタイミングについて解説します。

【餌のタイミング】

メダカは小型の魚で、1日に与える餌の量は1日2,3回に分けて1回たりに5分程度で食べ切れる量与えることで、消化に負担をかけずに健康な状態を保つことができます。また、餌を与えるタイミングは、朝、昼、夕方が良いとされています。

 

【水替えのタイミング】

メダカは比較的強い魚ですが、定期的な水替えは健康な状態を保つために必要です。

一般的には1週間に1回、水槽の1/3程度を交換するのが適切とされています。

水替えの前には、水質検査キットを使用して水質を確認することで、水換えのタイミングがわかるようになってくると思います。

 

【第4章:メダカの病気】

メダカは比較的丈夫な魚ですが、適切な環境で飼育しない場合やストレスを感じたり、病原体が水槽に侵入したりすると、病気にかかることがあります。

以下では、メダカがかかりやすい病気やその症状、対処法について解説します。

 

白点病

白点病は、寄生虫が原因の病気で、水槽内の水質が悪くなると発症しやすくなります。白い小さな粒状のものが体表にでき、患部は発病後数日で大きくなり、メダカの体力が低下していくことがあります。治療には、抗寄生虫薬を用いた治療が一般的です。

 

尾腐れ病

尾腐れ病は、水槽内の水質や環境の悪化、過密飼育、過度な餌やり、魚同士の攻撃などが原因で、メダカの尾びれが腐ってしまう病気です。初期症状は、尾びれの先端が白濁し、徐々に腐れてくることです。治療には、薬剤による治療や、食事や環境の改善による自然治癒を促すことが必要です。

 

赤斑病

赤斑病は、バクテリア感染が原因の病気で、体表に赤い斑点ができることが特徴です。感染したメダカは、体力が低下し、食欲不振になることがあります。治療には、抗生物質を用いた治療が一般的です。

 

エロモナス病

エロモナス病は、グラム陰性桿菌であるエロモナス属菌が原因の病気で、水中のバクテリア感染が主な原因となります。感染したメダカは、体表に白い粘液状のものが付着し、体調不良になることがあります。治療には、抗生物質を用いた治療が一般的です。

 

水カビ病

水カビ病は、水中のカビ類が原因の病気で、水中の有機物が増えると発症しやすくなります。症状は、白い綿状のものが体表に付着することで、進行すると皮膚が崩壊し、感染症を引き起こすことがあります。治療には、抗真菌薬を用いた治療が一般的です。

 

やせ細り病

やせ細り病は、ストレスや病気、餌の不足などが原因で、メダカの体が痩せ細る病気です。初期症状は、食欲不振や活発性の低下で、進行すると体が痩せてしまいます。治療には、適切な餌の与え方や、環境の改善などが必要です。

 

対処方には薬浴や塩浴をする方法があります。

塩浴は、適切な塩を水槽に入れてメダカを浸すことで、免疫力を高めたり体表についた寄生虫を除去する方法です。

ただし、薬浴や塩浴は濃度や時間を調整しなければならないため、正しい方法で行うことが重要です。

病気を予防するためには、定期的な水替えや適切な餌の与え方、水質管理が必要です。また、新しいメダカを導入する際には、別の水槽で隔離し、健康状態を確認することも重要です。

病気にかかってしまった場合でも、適切な治療法で早めに対処することで、メダカの健康を守ることができます。

 

【第5章:メダカの繁殖】

メダカは繁殖力が強く、飼育環境が整っていれば自然に繁殖することができます。

繁殖期は水温が20℃以上になる春から秋にかけてが一般的です。

繁殖の準備として、水槽内に産卵床や水草などを用意します

メダカは卵生で、早朝にオスがメスの腹部に触れることで産卵を促します。

産卵した卵は産卵床や水草などに付着するため、適した産卵床や水草を入れることが重要です。

1週間から10日で孵化した稚魚は、針子(はりこ)と呼ばれ、最初はプランクトンや微生物を食べますが、やがて小さなエサを与えることができ、成長するにつれてエサの大きさを徐々に大きくしていきます。

卵や針子は大人のメダカから隔離しなければ食べられる危険性が高いので繁殖を楽しみたい方は注意して下さい。

 

【第6章:初めての魚の迎え方】

メダカの選び方について

健康なメダカは、明るく活発で、体表に異常がないことが特徴です。

病気にかかった個体がいることもあるため、専門知識のある方に選別していただくなど、注意して選ぶようにしましょう。

品種に注目する

メダカには様々な品種があり、体色や形が異なります。

そのため、飼育に工夫が必要な品種もいますので、自分が好みの品種を選ぶことも大切ですが、飼育に慣れるまでのは飼育しやすい品種を選ぶことをおすすめします。

販売場所を選ぶ

ハッキリ言ってずさんな管理をしているペットショップをよく目の辺りにします。

信頼できるショップやブリーダーから購入することで、健康なメダカを迎えましょう。

インターネット通販や個人売買の中には、残念ながら健康状態や品質に問題がある場合もあるため、注意が必要です。

水合わせについて

水槽内と異なる水質の中からメダカを迎え入れる場合には、水合わせを行いましょう。

水合わせとは、袋に入ったメダカを水槽内の水となじませるために袋に入ったメダカと水槽の水を少しずつ混ぜ合わせることです。

まず初めに、袋ごと水槽に浮かべ、水温を合わせてから徐々に水質を合わせて、ショックを与えないようにしましょう。

この時、袋の水は水槽に混入しないようにして下さい。袋の水には細菌やスネールなど目に見えないものが混入している恐れがあるため、水槽内への侵入防止のため、水合わせ後はメダカのみを水槽に入れてあげて下さい。

 

まとめ

いかがでしたか?

メダカの飼育が初めてでも、コストを掛けずに簡単に用意できて手軽に飼育や繁殖を楽しめるメダカはまだ知らない魅力が沢山です!

この記事を参考にメダカを楽しんでくれる方が増えたら嬉しいです!