メダカの産卵に悩む初心者必見!卵のカビとその対策方法
こんにちは!ヒゲオヤジです!
メダカのタマゴがカビに襲われて上手く孵化させられない!そんな悩みはありませんか?
せっかく生まれたタマゴがカビに襲われダメになるとショックですよね。
そこで、今回はタマゴのカビについて原因と対策について、記事にしました。
メダカの卵と水カビの関係とは?
メダカの卵に水カビが生える原因は、主に水質、水温、水流が関係しています。
通常、カルキ抜きをしていない水道水であれば、カビの菌なども殺菌しているので、しばらくの間カビは生えません。
ただし、時間経過とともにカルキは抜けていく為、水中には雑菌が繁殖しやすい状態になります。
その状態で、水槽内がカビにとって過ごしやすい環境に陥ってしまうと、水カビが生えやすくなる訳です。
ちなみに、どこからカビ菌はやってくるのか気になりませんか?
ご存知の方も多いかも知れませんが、カビは空気中を彷徨っていつの間にか水の中に入り込んでくる場合と、新たに導入した物に付着して入り込んでくる場合があります。
要するに、飼育水の中はいつでも原因菌が混入していると考えてもおかしくはないでしょう。
そのためにも、しっかりと原因と対策を覚えましょう!!
メダカのタマゴに水カビが生える原因はタマゴ管理?
そもそもなぜカビ菌が繁殖する場合と繁殖しない場合があるのか?
という疑問に繋がるところですが、そこにはタマゴ管理と水質管理が大きく関係しています。
まずタマゴ管理についての原因をお伝えします。
産まれたばかりのタマゴのかたまりは、粘着性の糸「纏絡糸」(てんらくし)に絡まって産まれてきます。
この粘着性の糸はタマゴがバラバラにならず、水草などに産み付けやすくする事を目的としているそうですが、この糸に微生物などが付着することでカビの栄養源になります。
次に無受精卵もカビが発生しやすく、発育することのない卵殻に微生物が繁殖することで、カビの栄養素を成り代わってしまう事が原因です。
メダカのタマゴに水カビが生える原因は水質管理?
タマゴ管理の他にも水質管理も水カビの原因となります。
水質、水温、水流が大きく関係しており、初めに書いたように飼育水には常にカビの原因菌が潜んでいると考えるならば、水質が悪化することでカビの繁殖を促すということになります。
まず水質悪化がカビの発生原因となる理由は、水質悪化とはエサの食べ残しや濾過不足=栄養過多になるため、それらの栄養を吸収することで、水カビの繁殖を促します。
さらに水温も大きく関係しており、タマゴの水温が低い状態が続くと孵化までの時間がかかり、カビが発生するリスクがあがります。
他にも、水流が関係しており、水槽内が上手く循環してせずに淀みができている場合や水流が極端に弱い場合、タマゴの周りに食べ残しなどの有機物が溜まってしまいやすく、カビの原因となります。
その他の水カビの原因
そのほかのカビの原因としては、新たに導入する生態や水草、流木に付着した有機物が栄養となり、カビの発生を抑制している可能性があります。
また、酸素不足や日光不足もカビの原因としてあげられています。
水カビの対策方法と予防方法とは?
まず、定期的な水替えをおこない、カビの原因菌や栄養を減らす事で発生を防ぎましょう。
ろ過器の清掃を行い、淀みがなくなるように水の流れを上手く循環させ、水温を一定にすることで安定した水質を維持することが必要です。
また、酸素が不足すると水中の有害物質が増加し、カビの繁殖を促すことになるため、エアレーションによって、水中の酸素濃度を適切に維持することも効果的です。
新たに導入する生体なども、導入前にトリミングをしっかり行うことでカビの原因を取り除くことができます。特に流木には沢山の有機物がふちゃくしているので注意しましょう!
メダカの卵の孵化率をあげるためのポイント
ここからは、これまでに紹介した対策を施した上で、孵化率をあげるポイントをお伝えします。
まず、卵を産み付けたメスの健康状態が重要です。
健康でないメスが卵を産むと、卵に異常がある可能性があります。
そのため、健康なメスを選び、適切な餌や栄養を与えることが必要です。
また、一般的な卵の孵化期間は、「250℃×日数」と言われています。
単純に、25℃の水温で10日間過ごすと孵化するというのが1つの目安です。
タマゴに適した水温は25℃前後であり、大切なことはこの水温を孵化まで維持することです。
水温が低くなる=孵化までの日数がかかるため、健康なタマゴも水カビに襲われるリスクが高まります。
次にカビの発生しやすい粘着性の糸と無受精卵を取り除くことです。
方法はとても簡単。
粘着糸で固まったタマゴを人差し指と親指の腹でコロコロと転がすことにより、パラパラと糸からタマゴが離れるため、面白いように粘着糸や無受精卵を取り除くことができます。
産まれたばかりのタマゴは指で転がしても割れず、無受精卵は少しのチカラで割れるので、そのチカラを利用した方法です。
また、卵は乾燥や光に弱く、直射日光や乾燥した場所に置くと卵が死滅してしまいます。
タマゴの管理に使う水はカルキ抜きをしない水道水にすることでカルキの殺菌力を利用して、水カビを抑制することができます。
ただ、最も効果的な対策法はメチレンブルーというアクアリスト御用達の薬を使うことで、タマゴの殺菌に大きく作用してくれます。
メダカのタマゴの豆知識
メダカの受精卵にカビが生えにくい理由は、受精卵が表面にある黄体細胞に覆われ、その上に膜が形成されるため、外部からの微生物や酸素の侵入を防ぐためだとされています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はメダカのタマゴと水カビの関係についての記事でした!
メダカのタマゴを水カビから守るためには、水質・水温・水流の管理を怠らず、粘着糸や無受精卵を取り除き、有機物の侵入にも注意をはらい、水道水やメチレンブルーを使用することで水カビの発生を抑えることができます。
初心者の方でも手軽に対策できることなので、たまごを守るためにも是非実践してあげて下さい!